「汗」はなぜさんずいに干すなのか?
さんずいは、汗とイメージは合うと思います。
しかし、汗をかくのに干す=乾燥するというのは、むしろ
逆のような気がしました。
調べてみると、「干」が日照りを意味するとのことです。
日照りで汗が出るということで、さんずいに干になったようです。
他にも、竹竿をあらわすという説もありました。
竹の表面を火であぶった時に、水分が出てくる状態を
漢字にしたものが汗だという意味のようです。
熱せられた時に水分が出てくる様子は、汗と似ていますので
これはこれで納得できるようにも思われます。
汗は蒸発する際の気化熱で体温を下げる役割がありますので、
その点から考えると干すという漢字が使われるのも、それほど
おかしくはないのかもしれません。
汗をかくと、流れ出す前にタオルなどで拭きたくなります。
しかし、気化熱のことを考えると、汗が出た時にすぐに拭いてしまうのは
あまり良くないという考え方もあるようです。
拭かずにそのままにしておいて、蒸発するまで待つということです。
人目が気にならない状況であれば、なるべく汗は自然に乾くのを
待つようにしたいと思いますが、やっぱり汗が出たままにしておくのは
気持ち悪い。
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