汗は何のためにかくのかというと、体温を下げるためです。
上昇しすぎた体温を調節するために汗をかき、汗が蒸発するときに
周辺の熱を奪う、ということを利用しています。
この体温を下げるために汗をたくさんかくという行為は、
人間のほかにも馬にも見られるようですが、哺乳類の中でも一部の動物だけに限られるとのことです。
そして、汗で体温調節ができることが、長距離を走ることができる理由につながっている
というのです。
汗によって体温調節ができるから、長い距離を走り続けることができる。
では逆に、汗で体温を下げられないとどうなるのか?
そのような動物は、ある程度体温が上昇したところで走ることができなくなるというのです。
でもここで疑問が発生しました。
犬は人間よりも長いこと走ることができると思いますが、犬は汗をかかないと思います。
舌を出してハァハァいうことで、体温調節をしていると思います。
舌だけで、そんなに体温を下げることができているのでしょうか?
その結果、体温上昇をおさえて長距離を走ることができているのでしょうか?
とは言っても、走り続ければ体温が上昇していくのは何となく分かりますし、
汗をかくなどでその体温上昇を何とかしておさえなければならないことも
理解できます。
馬や犬だけでなく、他にも長距離を走ることができる動物は?
基本的に、草食動物は逃げるために長距離を走れるのではないでしょうか?
シカとか?
そんな長い距離を走ることができる動物たちは、何らかの優れた体温調節機能が
備わっているということでしょう。
今まで、そんな考え方をしたことがありませんでした。
ということは、汗っかきな人は長距離走に向いているということかも?
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